ミスタートリプルスリーの山田哲人選手の衰えが気になっています。
かつては、トリプルスリー(3割30本塁打30盗塁)を2015・2016・2018年に達成したほどの強打者だったんですよ。
しかし近年の活躍っぷりは、全盛期の山田哲人選手を知っているファンなら物足りなさを感じずにはいられません。
ファンはこんな姿を見たいわけですよ!
実際に山田哲人選手も現状には全く満足していません。
「(不調の理由は)けがだけじゃないんで。去年もそうですし、おととしもそうですし、まあ、数字が出てないっていうのは、それだけの理由だけではないと思うので、しっかり技術的な面も、もう一度見直したいっていうか、いろんな角度から自分を見てレベルアップできたら」
【ヤクルト】山田哲人が自主トレ公開 完全復活への思い告白「技術的な面も、もう一度見直したい」 : スポーツ報知 (hochi.news)
そこで今回は、山田哲人選手の衰え・劣化と言われている原因を追及していこうと思います。
もし万が一の確率でこの記事を山田哲人選手が読むことがあった時に、参考にしてくれたら幸いですww
山田哲人の衰え①選球眼が悪くなってきている
ヤクルト山田哲人、シリーズ2戦5三振も高津監督は3番起用に迷いなし…WBCイチローに通じる起死回生「まあ打ちますよ、そのうち…」 - プロ野球 - Number Web - ナンバー (bunshun.jp)
山田哲人選手は、年齢を重ねることで身体能力の低下は確実に起きています。
その一つに挙げられるのが目です。ピッチャーが投げるボールを瞬時にストライクなのかボールなのか判断して対応するために重要な目。
この劣化が山田哲人選手は、めちゃくちゃ顕著に現れています。
山田は過去5シーズンで4割を超える出塁率をマークし、優れた選球眼が持ち味だった。特にボール球に手を出さないことで知られ、両リーグ平均で例年30%前後の「ボールゾーンスイング率」は、18年に17.9%、19年に17.3%という高い数値を記録。不調気味だった17年でも19.4%だった。
それが20年以降は毎シーズン20%を超えるようになり、昨季は27.1%、今季は28.3%。全盛期よりもボール球に手を出す割合が約10%も増えている。
ヤクルト山田哲人は終わったか? 深刻な不調の裏で起きている“異変”をデータから見る:中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp)
数字で見るとわかるように、近年の山田哲人選手はボール球に手を出しているんです。
野球はストライクゾーンのボールを打てば、ヒットやホームランのいい結果を残す確率が上がります。
逆にそれ以外のゾーンのボールを打てば、悪い結果に結びつく可能性が高くなります。
このように好成績を残すのに必要不可欠なのはボール球に手を出さないってことなんです。
前述したように、近年の山田哲人選手は全盛期よりもボール球に手を出しています。
そりゃ~いまひとつな成績になっちゃいますよねってことです。
山田哲人の衰え②下半身のコンディション不良
【ヤクルト】山田哲人7年総額40億円残留 松中、柳田、則本昂に並ぶ日本人最長契約 : スポーツ報知 (hochi.news)
現在の山田哲人選手は、シーズンをフル出場できていません。
ケガをしがちなんですね...それでも長期間離脱するような大きなケガをしないだけ立派だとは思いますが。
山田哲人選手の身体能力の衰えとして、下半身のコンディション不良は間違いないでしょう。
この下半身のコンディション不良については、大松尚逸打撃コーチが指摘しています。
「年齢的なものも当然あるとは思うんですけど、彼の場合はやっぱり(下半身の)ケガが多いのでね。野球って(打者は)バットを扱うスポーツで、最終的にはそこの技術になるんですけど、でもやっぱり下半身がめちゃくちゃ重要なんです。要は下半身がいかに力を出せる状態にあるかどうかなんですよ。山田の場合はケガもあって、そこ(出力)が圧倒的に低いというところだったんですね」
(2ページ目)ヤクルト山田哲人はこのままでは終わらない 打撃コーチが語る「不振の原因」と「復活の余地」 | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)
最終的には、バットを扱うスポーツだからそこの技術勝負になるけど、その土台にあるのは下半身!!
その土台がグラグラだと不安定な成績に繋がってくるわけです。
下半身のコンディションが万全になりさえすれば、劣化したなんて言われるはずがないんです。
山田哲人選手には、いいトレーナーやいいトレーニング方法を見つけてもらって下半身の強化やケアに努めてもらいたいですね。
山田哲人の衰えについて野球解説者の考え
山田哲人 Tetsuto Yamada(@tetsuto.yamada_1) • Instagram写真と動画
山田哲人選手の衰えについては、野球解説者も心配な模様でいろんな人が独自の意見を述べています。
今回は、高木豊さんの考えを紹介します。
高木豊さんが挙げた衰えポイントは、
- 勤続疲労による故障箇所
- 精神的な部分
です。やはり野球解説者だけあってさすがのないようでした。
解説していくと、若い時からチームのレギュラーとして活躍してきた山田哲人選手。
どうしても勤続疲労が溜まってきて、故障がちになってしまうんです。
山田哲人選手は、走攻守をバランスよくやることが好成績に繋がっていたようで、今は故障の影響で走の部分がどうしても満足にできていません。
その結果、劣化したと言われるような成績になっているんです。
あとはそんな面もあるのかと思ったのが、精神的な話です。
山田哲人選手は高額の年俸契約を結んでいます。そのせいで満足しているのではと予想しています。
確かに言われてみれば、高額の年俸が欲しいから頑張る!それがすべてではないでしょうけど、ひとつのモチベーションだとは思います。
そこをクリアしたらそりゃ~モチベーションは落ちますよねww
あと精神的な部分では、村上宗隆選手の存在を挙げています。
村上宗隆選手が登場する前は、ファンやメディアの注目は山田哲人選手に向いていました。
しかし、その目は今や村上宗隆選手に向いています。その事が山田哲人選手の精神的に悪い方向に作用しているのではと解説しています。
その上で、アドバイスとして高木豊さんは、山田哲人選手の存在意義を明確にするべきだと言っています。
今まで山田哲人選手が凄いことをやってきたのは確かなことで、それは変わりようのない事実です。
そんな選手が今、年齢という壁にぶち当たっている。じゃ今まで通りのトレーニングだったりプレイスタイルじゃダメなんだよね。山田哲人の野球人生の転換期は今なんだと。
そうやって変化して、チームを背中で引っ張って欲しいと伝えるべきだとしています。
以上が山田哲人選手の衰え問題についての話でした。
まとめると、確かに山田哲人選手は衰えてきています。それは身体的な面もそうですし精神的な面でも...
これは間違いありません。劣化してます。
しかし、それをカバーすることは絶対にできるはずです。それはトレーニング方法なのか身体のケアなのかわかりませんがあるはずなんです。
散々いろんなところで言われてる言葉ですがw
山田哲人選手はまだ老け込むような年齢では、ありません!!
だって31歳ですよ!まだまだこれからの選手でしょ。因みに広島カープと阪神タイガースで活躍した金本知憲さんがトリプルスリーを達成したのは31歳の頃なんです。
そんな事を思うと、山田哲人選手がもう一度トリプルスリーを達成する可能性だってあると思います。
山田哲人選手の復活なくしてヤクルトスワローズの優勝・日本一はあり得ません!
『山田哲人は早熟だ』なんて言葉を吹き飛ばすような、活躍を期待したいと思います。