日本サッカー元代表の高原直泰さんって覚えてますか?私は、ガッツリ覚えてます!!
黄金世代のメンバーですよ!!若い人は、知らないかもしれませんがw高原さんを筆頭に、稲本潤一、小野伸二、本山雅志がいた世代ですよ。
この世代めちゃくちゃ強くて、そのエースストライカーが高原さんです。
印象的なシーンとして忘れちゃいけないのが、当時世界一のGKだったオリバー・カーンから点を決めたってことですね。
当時のカーンは、とにかく鉄壁で誰にもゴールネットを揺らせませんでした。どのくらい揺らせなかったかというと、736分間です。
1試合90分間なので、約8試合連続で点を取られてなかったんです。そんな絶好調だったカーンから高原さんはゴールを奪ったんですよ!そりゃ~忘れられませんよね。
そんな感じで私の記憶に深く刻まれている高原さんの、現在の状況を知りたくて調査しました。
風のうわさでは、沖縄にいるとか?じゃ~沖縄で何をしているのか?解説していきます。
2023年12月まで現役選手だった高原直泰
沖縄SV高原直泰がJFL初ゴール! J1、J2、J3、JFL、地域、都道府県と6カテゴリーで得点! SNS上では「ドイツではカーンから決めてる」の声も:「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO! (nishinippon.co.jp)
高原さんは、2023年12月3日この日まで現役のプロサッカー選手でした。
サッカー元日本代表FWで、今季限りでの現役引退を表明していた高原直泰(44歳)がついに最後の日を迎えた。
12月3日、沖縄・タピック県総ひやごんスタジアムで、日本フットボールリーグ(JFL)15位の沖縄SVと、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2位のVONDS市原による「入れ替え戦」が行なわれた。
沖縄SVの選手兼監督でチームの代表も務める高原は、延長までもつれた試合の延長前半10分までプレー。チームの2-1の勝利とJFL残留に貢献した。
高原直泰の現役ラストマッチに密着。「監督はやらない! 社長業に専念して頑張るよ」 - スポーツ - ニュース|週プレNEWS (shueisha.co.jp)
ちょっと知らない情報がある部分は一旦置いておいてww
まず、えぇ~~~~。ついさっきまで現役だったんだ!てのが正直な感想で。
だって冒頭の話って2003年で、高原さんは23歳の時なんですよ。あれからちょうど20年。2023年まで現役だったなんて想像できないですよw
サッカー選手の平均引退年齢って正確なものがなくてですね。J1、J2で戦力外を受けたとしてもレベルを落としてJFLや地域リーグでサッカーを続けている選手がいるからです。
参考程度に、下記のようなデータもあります。
Jリーグの場合、平均引退年齢は26歳。
セカンドキャリア|スポーツ選手が引退後の実態について解説! - スポスルマガジン|様々なスポーツ情報を配信 (sposuru.com)
高原さんは、44歳まで現役を続けていました。ただ活躍していた舞台は、J1やJ2ではなくJFLです。
この点は、他の選手と同様にちょっと下の舞台で頑張っていたようです。
それでもこの動きですよ??こんなに動ける40代に私もなりたいww
高原さんには他の選手と違う部分があります!それは、チームの代表兼監督兼選手という立場なんです。
ん???なんでそんなにいっぱい役職ついてんだ?
監督兼選手くらいなら理解できるけど、チームの代表ってどういうこと?
次のパートで説明します。
スポーツ産業を振興すべく沖縄SVを2015年に設立
overview_pic03_10.jpg (700×700) (blue-c.jp)
沖縄の産業の観光、ITがある中で3つ目の柱として「サッカーを中心としたスポーツ産業を作りたい」がきっかけで沖縄SVを設立しました。
高原さんは誰にそんなお願いをされたのかというと
沖縄県に観光とITに次ぐ3つ目の産業をつくりたいと、内閣府から打診されたんです。それがスポーツ産業ビジネスでした。
元サッカー日本代表・高原直泰さんが語る、沖縄のコーヒー農園づくりから広がる地方の未来 | caravan まだ知らない、世界の色を。 (sojitz.com)
なぜその大役を内閣府は高原さんに打診したのかは、不明ですが沖縄SVの設立会見の場で高原さんは、自分がいかに本気なのかを言葉にしています。
「(沖縄の若い選手の)受け皿になりたい。選手はまだ俺だけ。この地に骨をうずめるつもりで来た」と話した。
高原直泰代表、那覇で沖縄SV設立会見「受け皿に」 - サッカー : 日刊スポーツ (nikkansports.com)
この地に骨をうずめるつもり。どれだけこのプロジェクトにかけているのかが伺える言葉ですよね。
そうした理由でチームの代表という役職になったわけです。
会社のトップがこのくらい本気だと、下の人間もよしやってやるぞ!って気持ちになりますよね。たまにニュースをにぎわす話題の中に理想の上司をランキングにするやつあるじゃないですか?
あれに高原さんトップ10には、入ってても良いと思いませんか?もしかしてと思い、ちょっと検索してみました。
下記のが2023年版なんですが...
【理想の「男性上司」トップ20】
「理想の上司」内村光良&水卜麻美アナが7連覇 アンミカ3位に初ランクイン | ORICON NEWS
1位:内村光良(1位)
2位:櫻井翔(2位)
3位:桝太一(5位)
4位:長谷部誠(13位)
5位:設楽統(3位)
6位:イチロー(8位)
7位:ムロツヨシ(4位)
8位:大泉洋(15位)
9位:安住紳一郎(6位)
9位:川島明(7位)、
11位:西島秀俊(圏外)
12位:藤井貴彦(10位)
13位:鈴木亮平(15位)
14位:松本人志(12位)
15位:明石家さんま(11位)
15位:ノブ(圏外)
15位:井ノ原快彦(圏外)
18位:所ジョージ(17位)
18位:伊達みきお(圏外)
18位:長友佑都(圏外)
我らが高原直泰の文字がありません...どうなってんだ??
あっ!!沖縄SVを設立した年2015年なら、ランクインしてるだろう!と思いそっちで検索してんですが…
ありませんでした…
もっと高原さんの活躍が、世に知られさえすれば!!やっていること自体素晴らしいのだから、ランクインするべき存在なんです。
この記事が少しでもその宣伝に一役買っていれば幸いですよw
話をもどして、高原さんが設立した沖縄SV。
目標はJリーグ参入なんですが、ただサッカーをしてチームが強くなっていけばいいなんて単純なことではなくて、サッカー産業ビジネスとしてどうやってクラブを経営していったのか?
そこのところを次で詳しく解説していきます。
自分たちで稼ぐ手段に沖縄でコーヒーを栽培
高原さんは、サッカー以外での収益が必要だと考えていました。
確かに0からクラブを作っているから、そのクラブのことをみんな知らないわけですよ。だから当然チケットやグッズのようなサッカー関連の収益っていきなり期待できるもんじゃないですよね。
だから高原さんは、自分たちで稼ぐ手段としてコーヒー栽培に目をつけました。
日本でコーヒーって作れるの?って思いますよね。コーヒーの生産国と言えば、コロンビア、エチオピア(世界にコーヒーを広めた発祥地)、あとハワイですね。ハワイのコナコーヒーなんて有名ですもんね。
他にも生産国はあるんですが、それらには共通点がありまして、それはコーヒーベルト上にあるということです。
コーヒーベルトとは、世界地図上の北緯25度〜南緯25度の間に広がる「コーヒーの生産国が位置する熱帯エリア」を意味します。
このエリアにかかっていれば、コーヒーが栽培できる気候の条件をクリアできているとなるわけです。
日本でいうと、東京都の小笠原諸島や沖縄の石垣島や宮古島がコーヒーベルトのエリアとなります。
沖縄入ってましたね!!だから、高原さんは沖縄でコーヒーをやろうと考えたわけです。
目標はハワイのコナコーヒー。
ハワイのKONAコーヒーみたいになったら、沖縄の新しい特産物になる。国産コーヒーという付加価値をつけて売り出していけるんじゃないか。
未来をここから » 高原直泰、41歳で描くクラブ経営者としての未来。1人のサッカー選手が、沖縄の“産学官”を動かした (tv-asahi.co.jp)
ビジネスとしてしっかり収益がでそうな未来が見えます。
しかし、残念ながら高原さんにはコーヒーを栽培するノウハウがありません...
そこで頼りにしたのが、過去に所属していたチームのスポンサー企業「ネスレ社」。
もともとネスレ社は、2010年より「ネスレカフェプラン」という施策を実施。世界中のコーヒー農家の保護や育成のため、各地で苗木の配布や技術指導の支援をしていた。これまでに世界18カ国で10万人以上のコーヒー生産者を支援している。
しかし、日本での実績はゼロだった。そんなタイミングでの高原からのオファーについて、ネスレ日本株式会社の深谷竜龍彦社長兼CEOは、「すごく夢のある話。むしろ僕たちが高原さんにチャンスを与えてもらえたかなと思います。」と振り返る。
未来をここから » 高原直泰、41歳で描くクラブ経営者としての未来。1人のサッカー選手が、沖縄の“産学官”を動かした (tv-asahi.co.jp)
まさにWIN-WINの関係。
こうして2019年からスタートした「沖縄コーヒープロジェクト」。
その道のりは過酷なもので、いまだに道の途中なんです。
10年単位のプロジェクトの現在地
202006oknwk-01.jpg (650×433) (jiji.com)
ネスレ社と琉球大学の力を借りながら、スタートした「沖縄コーヒープロジェクト」。
やったからといって一朝一夕で、できるようなもんではありません。そのことは高原さんも重々承知しています。
2022年のインタビューで、
「最初から数年でどうこうの話じゃないんです。基本的に10年単位のプロジェクトで、その最初の3年が経っただけ。だから、“まだまだ”なんですよ(笑)」
「お金にならないと意味がない」元サッカー日本代表・高原直泰43歳は今…沖縄でコーヒー農家になっていた「年間5000杯分が目標です」(4/5) - サッカー日本代表 - Number Web - ナンバー (bunshun.jp)
長期プランであるけども、しっかり着実に歩みは進んでいますよといった感じですね。
コーヒー栽培には、沖縄SVの選手やチームスタッフも従事しています。コーヒー栽培の仕事中に、チームの選手が真剣に取り組んでいないと容赦なく高原さんからのゲキが飛ぶようです。
沖縄SVの選手が下記のように語っています。
「植える時には種の深さ、種の向きにも注意が必要。だからミスしたらあかんし、高さんがめちゃめちゃ集中しているからミスられへん雰囲気がすごいんです。結構ピリピリしてますよ(笑)」
いい加減に取り組む人間がいれば、試合中の如く容赦なく声が飛ぶのだという。
「そんな気持ちでやるんだったらやらなくていい!」
その上でこう諭される。「これでチームにお金を払ってもらってるし、チームが将来的にこれで稼いでいく可能性もあるんだぞ」と。
「お金にならないと意味がない」元サッカー日本代表・高原直泰43歳は今…沖縄でコーヒー農家になっていた「年間5000杯分が目標です」(3/5) - サッカー日本代表 - Number Web - ナンバー (bunshun.jp)
プロですね!!コーヒーにかける真剣さがひしひしと伝わってきます。
それにしても、コーヒー栽培ってそんなに繊細なものなんですね。私、食物を育てたことって小学生のジャガイモとかサツマイモくらいしかないのでww
その時は、穴をあける深さも指のここら辺までとか、植えるときの向きなんてあったけかな?って感じですもん。
もしかしたらあるのかもしれませんが、ざっくり人間の私の頭には入ってきてませんねw
そんな態度でやってるところに、高原さんがいたらめちゃめちゃ怒られるでしょうねw
高原さんが描くコーヒープロジェクトには、色んな展開を予想しています。
「やっぱり国産のコーヒーというのは推しになると思います。ただ、どれだけ外に出せるかは考えますね。逆に観光業と絡めて、沖縄に来たら飲めるというふうにした方がいいのかもしれない」
「お金にならないと意味がない」元サッカー日本代表・高原直泰43歳は今…沖縄でコーヒー農家になっていた「年間5000杯分が目標です」(4/5) - サッカー日本代表 - Number Web - ナンバー (bunshun.jp)
「コーヒーだったら、一緒に養蜂をやったらおもしろいかもしれない」と、コーヒーの香りのする蜂蜜を作ることなども視野に入れているようだ。
未来をここから » 高原直泰、41歳で描くクラブ経営者としての未来。1人のサッカー選手が、沖縄の“産学官”を動かした (tv-asahi.co.jp)
アイデアが凄すぎる!!本当に元々サッカー選手だったんですか?
私の勝手なイメージというか私自身の話でもありますが、スポーツマンって基本脳筋じゃないですかw
頭で考えるより体を動かすみたいな。脳と筋肉が直結しています。
少なくとも小学から高校まで、9年間野球をやっていた私はそうですw
高原さんはそんなこと全くありませんね。しっかり現状を把握したうえで、色んなところに目を向けています。
この広い視野は、まさに社長って感じですよね。
このビジネスマン高原直泰を取り上げたマツコ会議で、マツコ・デラックスさんは、
「高原さんって、こんなにインテリジェンスなことをずっとされていたとは、ちょっとビックリしてる」
サッカー元日本代表・高原直泰、現在は沖縄移住&コーヒー栽培「将来少しでも収入を得られるように」 | ORICON NEWS
私と同じような感想を持っていますね。
2019年からスタートした「沖縄コーヒープロジェクト」。10年単位で計画しているから、形になるのは2029年頃となりそうです。
どんな形になって私たちのもとに、高原さんの率いた沖縄SVが育てたコーヒーが私たちの手に届くのでしょうか、楽しみですね。
私のちょっとした夢である高原直泰の理想の上司ランキング入りもその頃には、確実に達成されているでしょww